取り上げられた事例
・ネット通販利者は、若年層中心から60代以上のシニア層に拡大。
・毎日の買物に負担を感じる高齢者者は多い。
・安心安全を打ち出す通販サイトの登場。
「オイシックス」 有機栽培の野菜・食品を手がける。
自社ブランドミネラルウォーター販売。
健康に気を使うシニア層中心に売れている。
「ディー・エヌー・エー」 旅行会社と組んで
SNSサイト「趣味人倶楽部」で中高年を想定したパッケージ良好ツアーを販売。
利用者の半数以上が60代以上。
記事で紹介された各種調査結果から
・携帯電話サービスのシニア層の利用調査
60代の三割以上が携帯でネット閲覧、一割がチケット航空券を購入。
・国立社会保障・人口問題研究所
2030年、日本の総人口に65歳以上が占める割合は30%を超える。
市場に占めるシニア層の比重はますます重くなる。
・経済産業省2007年電子商取引調査
市場規模は前年21.7%増の五兆三千四百億円。
売れ筋の変化
ヤフーショッピングでは、08年9月の売上高の内容 ドラッグストアーなどで
売れそうな商品が軒並み伸びている。
・ティッシュ類 前年同月比で60%増。
・洗剤などのトイレタリー類 60%増。
・シャンプー 50%増。
・トイレットペーパー 30%増。
記事中の見出しを見てみよう。
一面はタイトルの通り。二面以下は次の通りで若干記事内容を列挙しておきます。
・二面から。
「成熟期近づき、伸び鈍る」
総合売上高ランキングについて。
2007年263社の売上高合計 2兆2457億円。前回調査時に比べ1.9ポイント縮小。
コンテンツ配信以外はどの分野の成長も鈍化。前年で唯一減少が続くのはカタログ販売(4.4%減)。
ネット通販への取り組み方が今後の業績に大きな影響を与えそう。
・三面から。
「小売大手、ネット急伸 店舗の存在に安心感」
ネット通販の伸びを運営主体の小売企業に限ると23.6%増になる。
店舗が実在する安心感にブランド力が加わっているようだ。
・高島屋ネット通販部門躍急伸
06年売上高 21億3千万円。
07年売上高 33億円。
「グルメ商品の動きが良く、全国の特産品企画も当たっている」ようだ。
08年9月、ファッション衣料や雑貨の通販サイトを新設。
・大丸 35.1%増。
・阪急百貨店 27.1%増。
・百貨店24社合計では、27.9%増。
・ヨドバシカメラの売上高 ネット通販で323億5100万円でネット通販トップ。
・四面から。
「TV通販 成長ブレーキ。サイト連携 道探る」
TV通販21社の売上高は、3千62億87百万円。
前年比較可能な1社の売上高は6.3%増、伸び率は二期連続で鈍化。
上位三社のうち二社が減少に転じる。
「ネット予約、好調持続。ダイナミックパーッケージ(DP)浸透。観光利用が拡大」
宿泊施設や旅行ツアー、航空券チケットなどの予約サービスの分野では、
取扱い売上高一兆五千億を突破。
比較可能な33社の07年度売上高は前年度比17.2%増。
自分でホテルや航空券を自由に組み合わせるDPの利用増。
「コンテンツ、ドワンゴ首位陥落。エムティーアイ急伸」
着歌やゲーム、電子書籍などのコンテンツ事業では、
前年比較可能な20社の07年度売上高は前年比7%増。堅調に推移。
二桁成長の事業者が7社、二桁減も四社、格差が目立ち始める。
流行のコンテンツをいかに早く提供できるかが業績を左右する。 |