概念図 「即チャ」とメディアスティック汎用コンセプト |
◆ 記事内容 | ||
■ デジタル映像制作のレイは近く、カメラつき携帯電話を利用した広告サービスを始める。携帯カメラで新聞や雑誌広告に印刷したバーコードを撮影、送信するだけで、商品カタログや試供品を簡単に郵送で取り寄せることができる。広告主となる企業の販促効果を高める。 ■ 新サービスは「即チャ」。提携先のメディアスティック(東京・渋谷)が開発したバーコード読み取り技術を用いる。四角形の二次元バーコードを撮影して請求ボタンを押すと、バーコードに記録した情報と、住所など携帯電話などで事前に登録した個人情報を専用サーバーで同時処理する。発注手続きは平均二秒で済むという。 ■ 印刷物だけでなく、パソコンやテレビ画面に表示したバーコードも読み取れる。広告主は媒体やアピールしたい対象を絞り込んで広告を出稿できる。まず東京ガスから新聞広告を受注した。 ■ 電子データでやり取りするため、はがきや電話で受け付けるカタログ請求に比べて配送までの業務手続も素早く済む。関東の場合、発注当日中に配送を手配する。2005年二月期中に百万件の利用回数を見込む。 ■ レイは広告枠の仕入れ・販売や、資料請求の受付・管理、広告デザインも請け負う。カタログや試供品の配送はトッパン・フォームズと共同展開する。電子商取引への応用も検討している。 |
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■ 関連URLとコメント | ||
今回取り上げたビジネスモデルの背景にある技術は、二次元バーコードとメタデータベースシステムとメディアスティックというソフトウェアだ。くわしいことは分からないが、メディアスティック宮内社長のインタビューが参考になるだろう。今回の「即チャ」のほかに、携帯銀行やネット家電、ショッピング、決済、ナビゲーション、パソコンへのコンテンツダウンロードなど用途はたくさんあるという。 資料請求などが二秒で終わるとはどういうことか。 通常ホームページなどから資料請求などを行う手順には、以下のように5ステップかかる。 ・当該ホームページを見つけアクセスする、 ・申込ページ(フォーム)へアクセスする、 ・必要事項を入力する、 ・送信内容を確認する、 ・送信(申込)する。 即チャでは、前記の5ステップが以下のように2ステップになる。 ・バーコードを撮影する、 ・請求ボタンを押す。 これは非常に便利だ。買いたい商品のバーコードを撮影すればそれで買い物を済ませることができる。
なお、知っている方も多いと思うが、メディアスティック宮内社長の経歴やさまざまな活動を知ることもユニークでおもしろい http://www.ynet21.com/frame1.html 。 1.株式会社レイ http://www.ray.co.jp/ 2.メディアスティック株式会社 http://www.mediastick.co.jp/what.html 3.メディアスティックのシステムとコンセプト http://www.mediastick.co.jp/b/index.html 4.2次元バーコードを携帯電話で読み取る【メディアスティック宮内淑子社長】 http://www.mainichi.co.jp/digital/coverstory/archive/200309/11/1.html |
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