概念図
水平統合ビジネスモデル:シナジー型 |
記事の要約 | |||||||||||
■日本ジェノスの概要
■酒類販売規制緩和により老舗の経営では競争に 限界。 ■老舗ならではの豊富な商品知識や人脈に加え、インターネット利用の24 時間受注など情報技術の積極的活用が特徴。受注実績はデータベース化。酒類に 詳しくない従業員が注文しても、指定銘柄を検索、迅速に対応できる。 ■老舗各社のオーナーは日本ジェノスの幹部となり、「のれん」を残して 代々の顧客との関係を保つ一方、規模の拡大でメーカーや一次卸に対する価格交 渉力を高めてきた。 ■拡大路線を走ってきた同社がいま取り組むのは、収益管理の徹底だ。 顧客管理では2年前から売掛債権の回収率をデータベース化。信用力に基づいた 決済方法を採用。 ■商品見直しにも着手。顧客離れを防ぐために11社の商品群をそのまま引 き継ぐが、仕入や管理費用を減らすために、一万種以上の商品を8千種に絞る。 |
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■ コメント ■ | |||||||||||
経営戦略の方向付けとしては、
シナジー型になる。これは、他社と強調したり合同したりすることにより、
より大きなパワーを発揮する方向を志向する。 シナジー型は「強調」と「合同」に分類される。 「強調」は、強調・カルテル(企業連合)・提携に分けられ、「合同」 は、グループ・系列・合弁・合併に分類される。 シナジー効果のプロセスは、次のように進むと思われる。 提携は、次のように分類することができる。 全面提携・資本提携・業務提携(販売、物流共同化など)・商品提携・ 技術提携・共同開発提携。 この経営戦略は「水平統合型(ある分野で企業同士が提携する)」の ビジネスモデルといえる。 目的は、三つある。 1.受注能力の拡大。 2.経営資源の相互共有。 3.付加価値の創出。 記事中にもあるように統合のメリットは、 ・価格交渉力を高めている。 ・IT利用で受注能力を高めている。
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