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日本経済新聞 2007年5月19日(土)付け 14版 9面【企業総合】 |
JCOM、ジュピターTV傘下に コンテンツ強化を急ぐ メディア再編の試金石に |
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記事内容からのピックアップ
放送・通信各社の競争をにらんでコンテンツの制作・調達能力を高める狙い。
CATV網というインフラとコンテンツ事業を一体運営する狙い。
コンテンツ力を高めれば今後、
CATV以外の通信ネットワークを使った映像配信でも主導権を確保できるとの思惑。
国内CATV市場で四割弱のシェアを持つ。2006年12月期連結売上高2,219億円。
ネット系のトップのヤフーを超え、放送系の5位テレビ朝日に迫る。
ちなみに1位はNHK7,471億円、2位フジTV5,826億円、3位NTV3,436億円、4位TBS3,187億円。 |
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スカイパーフェクト・コミュニケーションズは、
通信衛星を使うサービスを通じて顧客との接点を狙う一方、
その事業で得た資金をサッカーのワールドカップの放映権取得などコンテンツ強化に振り分けてきた。
そのコンテンツをテコにNTTと提携、ブロードバンド通信を使った映像配信にも乗り出した。 |
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正反対の見出し記事
この記事と同じ日付の【国際2】7面コラム「メディアの地殻変動<トムソン・ロイター誕生>」には
「伝統と変化の間で、コンテンツ頼み限界」という見出しの記事があった。
今回取り上げたのは、メディア再編の後に訪れた戦略の多様性に着目したいからです。
この7面の記事からタイムワーナーのリチャード・パーソンズ最高経営責任者の発言等は次の通りです。
「コンテンツが王様」と主張してきたタイムワーナー(TW)の
リチャード・バーソンズ最高経営責任者(CEO)の自信が揺らいでいる。
「コンテンツと配信手段を組み合わせる垂直統合モデル
が依然として最適と信じる」 (TWの戦略)
「ネットではブランド力をさらに強化しなければ、コンテンツは生かせない」
TWは、世界最大級のコンテンツ所有者。映画「タイムワーナーブラザーズ」、雑誌「タイム」、
TV局「CNN」を保有。配信手段としてCATV「タイムワーナー・ケーブル」「AOL」を持つ。
時価総額はメディア企業世界最大の820億ドル。グーグルの半分に過ぎない。
米グーグルがユーチューブを16億ドルで買収。コンテンツを持たないグーグルの時価総額は1500億ドルに達する。
ユーチューブは自らコンテンツを制作・保有せず、素人の投稿映像をインターネットで配信するだけのウェブサイト。
ニューヨーク・タイムズは、世界で最も権威のある新聞と評されるが、株価は過去5年で半減した。
トムソン・ロイターとニューズ・DJの戦略を記事から概観してみましょう。
上記とあわせて異なる3つの戦略が見えてきます。
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ロイターを買収するトムソンの戦略
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ダウ・ジョーンズに買収提案する
ニューズ・コーポレーションの戦略
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ブランドというキーワードに関する情報
ブランドと言う言葉でよく引用されるのが、ハーレー・ダビットソン。
それは、オートバイを売っているのではない、ライフスタイルを売っている、ということです。
もちろん登録商標とは違うことがよく分かります。
その企業名や商品名を聞いて、どんなイメージを抱き、何を連想・想起させているかがポイントになります。
では、ブランド上位にランキングされている企業名等を見てみましょう。
Millward Brownが発表した世界規模のブランド調査結果
1位: Google 66,434
2位:GE 61,880
3位:Microsoft 54,951
4位:Coca-Cola 44,134
5位:China Mobile 41,214
6位:Marlboro 39,166
7位:Wal-Mart 36,880
8位:Citi 33,706
9位:IBM 33,572
10位:トヨタ 33,427
日経BPCが行ったブランド評価調査プロジェクトブランド・ジャパン2007の結果
1位:TOYOTA トヨタ自動車
2位:Google グーグル
3位:Panasonic パナソニック
4位:Canon キヤノン
5位:SONY ソニー
6位:Disney ディズニー
7位:Nintendo 任天堂
8位:NINTENDO DS ニンテンドーDS
9位:Windows
10位:National ナショナル
ミツエーリンクス
http://www.mitsue.co.jp/service/plan/brand.html
電通ワンダーマン http://www.wunderman-d.com/
「ブランディング」でサイト内検索してみてください。
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