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   2007年10月17日 第77号
日経流通新聞(MJ) 2007年9月17日(月)付け 一面トップ
書店経営はJFK
キーワードは情報化、複合化、系列化
 最近の書店経営のキーワード
キーワードは情報力、複合化、系列化

出版流通のプロセスと問題点出版流通のプロセスと問題点
 記事の概要
10年にわたる出版市場低迷に苦しむ書店経営。毎年1000店前後の書店が姿を消しているという。書店経営で生き残り探る中で3つのキーワードが浮かんできた。記事ではそれは情報力(J)、複合化(F)、系列化(K)としている。台頭著しいネット書店(通販)、異業種との連携で集客力を図るなど現在に書店にない業態の活用が見えてきた。そんな現状を特集していた。

 情報力(J)について:共通POSで武装、売れ筋兆候すばやく把握

・紀伊国屋書店POS(販売事典情報管理)「パブライン」。同社の販売動向を5分後とに補足。購入者数、仕入れ数と比べた消化率、類似書との比較などが簡単に分析できる。出版社約280社に有料(月10万円)で開放。同社は在庫の適正、発注の適正、死に筋排除に活用。

・約60点が結集するネット21(東京・目黒)では共通POSシステムで売上データを集め、出版社に販売実績を示し、売れ筋の本を届けるよう交渉する。売れ筋の本は大手書店に流れやすく、中小は品切れのまま追加注文が届くまで待っているというケースを打開したい考えだ。

・三洋堂書店(中部地域・80店舗あまり展開)は昨年11月株式公開を果たした。情報をうまく活用し過疎地への出店で急成長を遂げている。書籍を数百ジャンルに分類し、カテゴリーディレクター制をとり、内容や作者の人気度から仕入れ優先リストを毎週作っている。各店はリストもとにコピー棚を作成、一冊売れると同ジャンルの上位商品を自動発注する仕組みもある。

 複合化(F)について:雑貨・カフェ併設、駅ナカ中古店。。。

・札幌市郊外のコーチャンフォー新川通店。国内最大の売り場面積ワンフロアーが約8600平方メートル。圧倒的な大量陳列。店内にはカフェレストラン、国内メーカーの新譜すべてが入荷するCD・DVDコーナーがある。「三世代楽しめる本屋を追い求めた」という。

・大阪市の旭屋書店の新業態「KuLaSu」は本を使って日常生活を演出する。料理本と調理器具を置く「キッチン」、ぬいぐるみや絵本を飾った「子供部屋」、通路を挟んでビジネス書が並ぶ「会社」などのゾーンがある。テーマ陳列で必要在庫を絞って効率性を探る。

・広島市のフタバ書店は3月にJR広島駅構内に中古書店を開店。ターゲットは出張族。東京や大阪で最新のビジネス書を買い、移動中に読みきって、駅構内の中古書店で売る、というモデルだ。新刊は駅隣接同社大型店にあり、駅一帯で複合化を実現している。

 系列化(K):取次ぎが橋渡し。地域の枠超え合従連衡の芽

・地方では出版取次ぎによる出資、人材支援が系列化で活路を探る場合が出ている。

・書店同士が戦略的な提携を行うケースも出ている。
 コメント
低調な出版市場ですが、これらのキーワードで分析されるように身近な書店を見てきると興味深いですね。わたしは本が好きですから、書店はなくなってほしくないものです。贅沢ですが、ゆったり選べる配慮をしてほしいですね。

それと図書館の充実もお願いしたいことですね。そのときにか作家の方々に何らかのインセンティブがあるといいですね。相当な苦労で書き上げているわけですから。この辺の問題点は、情報箱の出版流通事情とその問題点を考えるを読んでみてください。

さて、書店タイプ別の現状を表に整理してました。

書店タイプ別の対応
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 参考のための情報箱
 出版流通事情とその問題点を考える
著作権についての問題もさりげなく取り上げている。

 書店活性化のためにできること

 出版流通の現状について:出版産業の現状と課題(PDF)

 出版産業の成長率とGDP(PDF)
成長率はGDPと連動している。

 出版物の推定販売金額の推移(PDF)
2兆円。雑誌、コミックでほぼ半分ずつ。

 再販売価格維持制度
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 出版社及び、書店業務で主に出てくる出版業界関連用語集
 編集後記
今回は結構いろいろな資料を調べるのに時間が掛かりました。

結局、記事中心にシンプルにまとめてみました。情報箱には一部ですが、読み込んだリンクを掲載させていただきました。

さて、最近、起業がよく話題になります。
余裕のある生活がしににくくなってきた世情でしょうか。わたしもそうですが、これからの老後のこと、両親のこと、子供たちのことを考えると不安は隠せないものがあります。

インターネットを活用したビジネスについては企業はもとより個人でも様々なビジネスが可能になってきたことは事実です。自分の今までの経験を生かしたり、新しいアイデアでチャレンジしてみたりするチャンスが開かれている世界でもあります。

そこでわたしも入手して大変参考になった資料をご紹介いたします。
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→ 経営コンサルタント大宮光晶の「超」起業法


こんなサイトもあります。アメリカでソニーに勤務しネットビジネス取り組んだ経験をもとに起業の情報を発信しています。知名度も高い磯さんのサイトです。

→ 起業の王道

磯さんは次のようなレポートも配布しています。わたしも持っていますが、基本に徹した姿勢が大事だといまさらながら感じさせていただきました。
インターネット・マスターガイド PDF版【インターネット体系ガイド・完全保存版2006】 (240ページ)
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これらの情報で確実な一歩を踏み出すことができるでしょう。